<何じゃこれ? 5/ こんな 「トゲ脚」 初めて!>
ボンヤリ窓ガラス越しに外を見ていたら、あれ?何この棘脚 気持ち悪!・・でもこれは珍しい。直感的に蛾かな? 図鑑をめくり ネットで検索 ・・トリバガ科( 鳥羽蛾)。鳥羽というより T字翅はグライダーの感じ 翅は折りたためるのかナ? ヒラヒラと飛ぶらしい 見てみたい。
蛾も蝶も( 鱗翅目) 同じ仲間です。フランス語・ ドイツ語では 区別はないそうです。鱗翅目は世界で 20万種といわれ その 90%は蛾。進化の過程で主に夜型の蛾から昼型が分化し 蝶になったといわれています。日本の蝶は 250種、蛾はその 20倍。何故こんなに種類が多いのでしょう。そもそも 何故生物は「進化・多様化」するのでしょう。学者先生は、皆夫々に違う名前を付けるのが大変でしょうに。
人には奇妙に写る「トリバガ」も、進化史上は 天変地異の生息環境で 種として生き残りの適応を積み重ね 形質の最適化へと淘汰され続け、幾万世代もの後の子孫が この彼なのです。この姿がこの種の今の自然環境を生きる 最適の姿なのです。
彼を「田麦通信」で紹介したい ( =初見時の驚愕と感動)。寒い中を飛んで来て呉れて有難う。何日も冷たい窓ガラスに張りついたママで お疲れさん。 ・・田麦では いろんな住民との出会いに恵まれています。
(写真は、ブドウトリバ? 開帳 16mm 体長 10mm 裏側 12/01撮影)