<何じゃこれ?9/春の風物詩/雪の堆積互層>
春先の道端でよく見かける模様です。冬の間、雪を除雪車が削っていった後の「積雪の断面」です。降雪日で雪質が異なり 粉雪 湿った雪 みぞれ 霰 ・・吹雪の日は地形により飛ばされる場所 吹き溜まる場所、晴れた日は表面が緩やかに融けたり・・と。日々の気象の違いで積った雪質深も刻々変わります。また 3m 4m〜と積ると、積雪自体の重みで圧縮され締まり、下層ほどザラメ状に変わってきます(下溜まる)。こうした降雪の境目は雪質の硬軟の境目となり、融雪の早さの違いとなり凹凸となり、層の縞目となります。日頃目にする雪景色の表面の一様の滑らかな曲面の「下の世界」です。
春先、晴れの日が多くなると路面の埃が車で舞い上がり、凹凸面に付き、縞目が目立ちます。路地など埃の少ない所は、これ程縞目は目立ちません。「黒い雪」が降った訳ではありません。
閑話休題= 当地のように数百mの海底扇状地から隆起した地層にも、これと似た様相があります。水平の筈の地層の縞目が渦状になったり垂直になったり ・・「層内褶曲」と云われている変形です。如何してこんな縞目が? 推測してみるのも、春先の雪面の面白さです。

(写真は、近くの県道脇にて 文は私の「邪推」です 3/13撮影)
<ことばあそび ・・/支離滅裂37>
クオークに 原子に分子に 人類へ 何故進化 (宇宙意思あり)
ここは良い 他所には住めんテ 雪さえなければ (喉元過ぎれば)