<キビタキ( ヒタキ科)/裏山の美声/私の愛鳥>
その囀りは早朝から夕まで 甲高く 力強く メロデイが複雑多彩で美しく、且つ途切れなし。短い夏を 縄張り確保 相棒探し (子作り巣守り)に 全力懸命に励んでいる迫力ある声を耳にするたび、小さな体でよくも身がもつものだと、可憐に思います。
私の聞きなし= メリルリンチ・プリリリーチ・テキキータ・ホイヒーロ・オールレデイ・ワカラナインチ・プリテイプリテイ・チッチリリココインジ・オッチョコチョロイッチ・チョットミテミキテミヨシ・オハナシチジュウゴ?・・
<ホタルブクロ( キキョウ科)/雄性先熟/植物の知恵>
梅雨の頃 火垂が飛ぶ頃咲き 花は釣り鐘状、その中に蛍を入れたら提灯になりそうな印象を受けます。花が下向きに咲くのは雨が入らない造りであり 花粉送粉を助ける蜂が袋の中で滑り落ちない様に花びらの内側には多毛の足場、虫を誘う蜜が下に垂れない仕掛けもあります。
花がまだ蕾の時に雄しべが先熟して花粉を託し、遅れて雌しべが成長する頃には 雄しべは花びらの奥で枯れて終わります。その後 雌しべの花柱が伸びて先端が三裂し 他の花からの受粉が可能になります。この時間差が自家受粉を避ける仕組で、昆虫に花粉を運んで貰う花( 虫媒花)の多くは このタイプ( ブナは風媒花で この逆の「雌性先熟」) だそうです。
(写真は、毛の足場に肢を絡げて ハナバチの吸密 6/25撮影)